第6期会長(2023-)大塚直哉ごあいさつ
このたび日本チェンバロ協会の第6期の会長を務めることになった大塚直哉です。どうぞよろしくお願いいたします。発足当初は、「長く続けるのは難しいのでは」という声があちこちから聞こえたにも関わらず、10年を超えて協会が立派に活動を続けられたのは、会員の皆様のサポートはもちろん、歴代の会長を始め、運営委員のみなさまの大きな働きによるもの、と心より感謝申し上げます。特に、第5期に協会を牽引くださった岡田会長の時代には、コロナ禍のもと、協会の活動も大きな制約が課される中、なんとかチェンバロをめぐる輪の灯が消えないようにと、いろいろな工夫を凝らしてくださったことに頭が下がる思いです。
さて、また世の中が動きだしてまいりましたが、チェンバロを聴く人、弾く人、作る人、整える人、研究する人、などなどチェンバロをめぐる人々の間で、互いの意見の違いも尊重しながら、健全な情報交換、そして連携が行われるように、ひとつひとつ協会の行事や運営の仕方もその都度見直しながら新しい空気を送り込んでいければと思います。とくに、チェンバロに関心のある人たちの輪を広げ、多くの方に協会員になっていただくこと、また東京にどうしても集中しがちな協会の活動ですが、あたらしい技術の力も借りながら、いろいろな場所・方法で協会の活動の可能性を探っていくことも今期の課題としたいと思っています。会員の皆様お一人お一人の声が協会のなによりの力になります。どうか今期もぜひ、いろいろなご意見をお寄せいただき、ご協力いただければ幸いです。
第5期会長(2020-)岡田龍之介ごあいさつ
コロナウィルスが猛威をふるう未曾有の状況での、初の書類による総会議決の実施となりました。このたび
久保田現会長の後を受けて私が会長職を引き継ぐことになり、本来でしたら「チェンバロの日!」初日の総 会にて皆様にご挨拶申し上げるべきところですが、この一文をもって代わりとさせて頂きます。同封の決議 案作成過程で、運営委員間の活発なやり取りがあり、委員会初のメール会議も行われました。これを通して
運営委員諸氏の協会への積極的な関与、各セクションでの真摯な取り組みといったものが垣間見えたのは、 私にとって大きな励み、手応えとなりました。来年 10 周年を迎える当協会の活動の大きな支えがここにあ ることは間違いないでしょう。私個人の力には限界がありますが、多くの運営委員の結束力には未知の可能
性が秘められています。新たに運営委員となられた方達との連携・協力を図りながら、協会の活動を更に充 実させるべく一歩一歩歩を進めて参りたいと思います。協会員の皆様の一層のご支援、ご鞭撻をお願い申し上げます。
日本チェンバロ協会 新会長 岡田龍之介
第4期 (2017〜) 会長 久保田慶一 ごあいさつ
会員の皆様へ
「チェンバロの日!2016」が去る5月14、15日に開催され
さて5月14日に開催されました第5回通常総会において、会員区
第3期(2015~)会長 久保田慶一
ごあいさつ
このたび会長をお引き受けすることになりました。私は演奏家ではなく、音楽史の研究者ですので、このような役職にはふさわしくないかもしれません。しかし任期中は協会の発展に貢献できるよう微力ながら尽力するつもりです。会員諸氏の方々にもご協力いただきますよう、よろしくお願いいたします。
平成27年度の総会で今年度の予算案が承認されました。その中に「年報の発行」と記載され、予算化されております。協会の活動して「チェンバロの日」や研究会の開催、会報の発行などが、これまでも活発に行われておりますが、協会活動の記録、会員の研究成果の公表、社会に対する啓蒙活動などを推進するためには、「年報」のような形で定期刊行物を発行することがぜひとも必要でしょう。
私のこれまでの研究活動を通じて、年報の発行という課題に対しては、何らかの貢献ができるのではないかと思い、会長職をお引き受けしました。もちろんその他の仕事もいたしますが、私の任期中の最重要課題として、運営委員会などと相談しながら、発行に向けての道筋を整備したいと思っております。また皆さんからの忌憚のないご意見やご希望も、お待ちしております。何卒よろしくお願いいたします。
このたび会長をお引き受けすることになりましたが、私は本来、演奏すること以外に全く能のない人間で、およそ役職にふさわしいとは思えません。どうしてもこの会に関わって下さるすべての方々のお力が必要です。どうぞよろしくお願い申し上げます。
演奏家には本来、一人だけでしなければならない作業が山のようにありますが、一方で一人だけでは出来ない事もあります。楽器の問題、技術の問題、演奏習慣の問題などの情報を交換する仲間が居て、ようやく一人良がりにならないですむのだろうと思います。
又、クラヴィコード、チェンバロ、フォルテピアノは、鍵盤を動作させる作業、つまり指を動かすということの基本ができているかどうかを弾く人につきつけてきますから、ピアノを弾く人達にとっても大切な体験である事は、何も私が申し上げるまでもなく、皆様ご承知のことでしょう。
この協会の働きは古楽の世界にとどまるだけではないであろうと思いますので、まずしっかり足元を固めて、今、出来る事からあせらずに少しずつ、着実に仕事がして行ければと思っています。
どうぞ会員の皆様のお知恵とお力を拝借出来ますように。